自重しない若輩者

自重できることなど、あんまりない。
自重できることなど、あんまりない。

普通、異常、過負荷についての考察もとい妄想

色々考えてたら訳が分からなくなったので書き出して整理。
念のため腐向け注意。




黒神めだか
『異常』『完成』
相手を見て(13巻でいう『観察』をして)それを自分のものにし、十全に使いこなす。まさに主人公な能力。
「書の道を3ヶ月で極め、師に引退を決意させる」というエピソードがそれを表している。ということは、これは元々備わっていた異常ってことか。
で、真黒さん曰く「マイナス十三組(=『過負荷』)はめだかちゃんの天敵」。マイナススキルまで吸収するあたり、この能力はまだ「完成」していないらしい。
実際2歳のとき、病院で球磨川に駄目にされかけてたよなー。元々厭世的な考えだったところにさらに『過負荷』の考えを吸収させてしまったもんなー。あの時善吉に会えてなかったらめだかちゃんも『過負荷』になってたんだろうか。
『完成』させるには『観察』が必要なようだが、その度合いとはいかなるものか。
暗器を習得したときは宗像戦を見ていただけだし、『言葉の重み』は都城のそれを受けたこともあって『完成』したんだろうし。じゃあ何故宗像戦を「見た」だけで暗器を習得したのだろうかというと、「善吉が戦っていたから」だと考える。
実際戦闘中でも「私は人吉善吉が大好きだ」という位だし、善吉のことをしっかりと見ていたと思う。その分宗像には集中していなかったから、暗器だけ習得したのではないかと考える。まあ、真黒さんの解説に個人的理想を付けてそれっぽく言ってるだけなんだけどね!
ただ、見ただけで習得するなら生徒会戦挙で見続けた球磨川の『大嘘憑き』を習得してなかったのだろう。最終的に『却本作り』でプラスをマイナスにされたときに吸収しかかっていたマイナスをプラスにされたからか? そんなことできるのかは知らんが。そもそも『異常』と『過負荷』は違うのだから『完成』出来ないんじゃないか? でも真黒さんが言ってたことと矛盾するし……。大体宝探しの間ずっと安心院さん(=『悪平等』)といても別に『悪平等』の思想がめだかちゃんに吸収されたわけじゃないだろうし。
そこでこう言ってみる。生徒会戦挙により黒神めだかの『完成』は『完成』に近づき、無意識ながら操作できるのではないか。
かなり無理があるけどそうなのかなあ。メタだけどそこらへんご都合主義ってのが一番だと思う。


宗像形
『異常』『殺人衝動』
理由ありき殺人鬼。なんとなく零崎と反対な気がする。二人ともも「老若男女容赦無し」だけど。
十三組の十三人編の中でも自分の『異常』をある程度コントロールできてるのは彼だけだと思う。
物心付いたときからこの『異常』を自覚していたようだが、小さい頃はどうやって防いだのだろう。そこらの人を殺して自分の『異常』を示したってわけじゃない気がする。対馬兄弟が言っていた通り、本当に親を殺していて、その事件によって人を遠ざけたんだろうか。実際どうなんだろう。
『殺人衝動』は常に発動(?)しているのだろうかと、思ったが高千穂にしても行橋にしても『異常』が普通の状態だったんだった。大体完全に支配できる『異常』は『異常』と言えるのか?(めだかちゃんの『完成』は除く)
そして人を遠ざけて、人を見ずに生きたところで『殺人衝動』は収まるわけではないだろうし、どうやってその衝動を押さえつけているのだろう。いや、「殺したい」と思うだけで「殺す」とは思わないのか?
ここから腐向け。宗善。
その遠ざけていた人間が友達になり、近くにいるようになった場合『殺人衝動』はどうなるのか。そこらのモブですら殺したくなる、殺したいほど人間が好きなのに、それ以上が出来た場合、その『殺人衝動』は友達、つまり善吉に向くのでは?
善吉なら宗像とやりあえるくらいの力はあるが、宗像は『殺人衝動』が唯一の友人に向くことをどう感じるのか。『殺人衝動』が善吉に向くのは辛い、かといって遠ざけるのも辛いしで悩んでるのを善吉が「俺なら大丈夫ですから」と言って宗像を励ませばいいんじゃないかな! 実際善吉ならある程度は捌けるだろうし。
腐向け終わり。
『殺人衝動』はあくまで「衝動」であって「ライフワーク」ではないと考えていいんだろうか。そうすると本当に零崎とは反対だよなあ。


球磨川禊
『過負荷』『大嘘憑き』『却本作り』
考え出した原因はこいつの『大嘘憑き』について。
安心院さん曰く「時間軸でなく因果律に関与する過負荷」であって、それに球磨川は「『死なない』のではなく『死ねない』」らしい。自動発動の『大嘘憑き』はそれが原因か? リザレクショ(ry
じゃあ、球磨川の『大嘘憑き』で生き返らされたら、その人も『死ねない』存在となるのか。例えば書記戦の飛沫ちゃんがそれっぽいけど、あれ死んでたっけか。決定的な描写はなかったような。
ここから腐向け。球磨善。
それを前提とすると、庶務戦や会計戦で善吉殺して『大嘘憑き』生き返らせてたら善吉は「死ねない」存在となったかもしれないってことか? つまり球磨川は善吉を死ねない存在にしたかったと言う可能性も出てくると思わんかね。
もしそうだとするなら、めだかちゃんに対する嫌がらせが本当なんだろうけど、腐った考え方だと善吉なら自分と同じ死ねない存在になってもいいと思ったとか。むしろ一生添い遂げる、というか近くにいて色々ちょっかいかけつつも善吉ちゃんをこうしたのは僕だよ、とアピールして嫌がらせすればいいんじゃないでしょうかね。むしろ『大嘘憑き』は球磨川の『過負荷』だし、死んでも発動させる為には近くに球磨川がいなければいけない、死なない為には球磨川がいなければいけないってことで善吉と一緒に行動して最終的に善吉は球磨川といなければならない的な考え植えつけて一緒に駄目になってけばいいんじゃないですか! そういう薄い本ください!
この妄想で先ほどの「『大嘘憑き』で生き返らせたら死ねない存在となる」と言う考え方が全部否定されてるんだけどね。結局一度生き返らされても、再度殺されたときその場に『大嘘憑き』をもつ球磨川がいなければ死ぬ、つまりは因果律に関与しようとも『過負荷』もちの球磨川にしか効かないってことになる。
腐向終わり。
で、安心院さんに『大嘘憑き』もとい『手のひら孵し』を返し、『却本作り』を返してもらったわけですが、この時点で『大嘘憑き』がなくなった球磨川は「死ねない」存在ではなくなったということか?
『却本作り』はプラスをマイナスにするスキル。読んだ限りではマイナスの基準値は使用者(この場合球磨川)で、プラスをマイナスにされたら使用者(球磨川)と同じまで引き落とされると解釈した。
…………ただでさえ会長戦の時点でめだかちゃんの心を折れない程の強さだったのに、安心院さんの封印解けるぐらい幸せになってる球磨川にこのスキルは意味があるんだろうか。
安心院さんが封印せざるを得なかった『過負荷』ってことは、当時の球磨川どれだけ酷かったんだろう。
関係ないけどもうひとつ。
7巻58箱目で理事長ボコったときに『僕が可愛らしい顔立ちだから〜』って言ってるけど、気にしてるんだろうか……。言い張った利になるから重宝してそうな気もするけど。


人吉善吉
『普通』
主人公。何も能力がなく、努力で『異常』のめだかの隣に立ち、守る男。こうやって書いてみるとかっけえなおい。
真黒さん曰く「アウトローに好かれがちな男」。確かに怒江ちゃんとか不知火ちゃんとかに好かれてるね。めだかちゃんもそうなんだろうか。むしろめだかちゃん(=『異常』)の隣にいたからこそ好かれやすくなった気が。
あれだけ壮大で尊大なめだかちゃんの隣に立とうとするうちに色々身に付いたんだろうなー。
めだかちゃんを守りたいというのは、やはり小さい頃はめだかちゃんに守られていたからだろうか。流し読みしつつだから間違ってる可能性のが高い。
しかし『普通』でありながら『異常』や『過負荷』と戦う奴がいるのか。努力の賜物というのは確かだけれども、やはりめだかちゃんに色々影響されてるんだろうなー。むしろ黒神めだかという存在がいたからこそ、人吉善吉は努力してきたと考えるのが正しいのかな。
善吉も『異常』なのではという声もあるだろうけど、メタな話だと善吉は『普通』だと思う。
いーちゃんも性根捻じ曲がって色々駄目な人間失格だったけど、ヒトクイ以降は普通の主人公として頑張っていたし、阿良々木君も吸血鬼でありながら視点はごく普通の高校生だった。様刻は設定とか世界観がアレなので除く。
つまり西尾維新にとって主人公を普通の人間にしているのだと思う。というか周りが濃すぎて普通に見えるんだよなあ。


そんな訳で妄想終わり。
最近球磨善・宗善、というか善吉受け熱が上がってきたというのに供給少なすぎて仕方ないから自給自足しようと思ったはいいがこいつらの『異常』やら『過負荷』の解釈わかんねーどうしよーとなった結果がこのざまである。
誰か球磨善か宗善ください。

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